トルコ旅行No.3

ヨーロッパ方面

カッパドキア~ボアズカレ

6月10日 午前2時半起床、昨日バスの中で熱気球体験の募集があり1人25,000円と結構高かったが皆初めての体験なので急きょ申し込む事に。早朝4時30分、熱気球乗り場へ。薄暗い中、気球にガスバーナーで熱を送り膨らましている。準備が出来て気球の籠の中に乗り込む。

籠の中は4つに区切られていて5人づつ計20人乗り。ガスバーナーの音とその熱を感じながら気球は静かに上昇。明けかけた空に浮上して行く。気が付くとあちらこちらから気球が上がって来る、その数は何と100機近く、まさに圧巻である。

あっと言う間に高度1,000mに達し、夜明けの素晴らしい景色を満喫する。今度は高度を下げ地上間近の木の上をゆっくり水平移動、2~3回上がり下がりを繰り返し約40分の飛行で地上へ戻る。着陸の際、結構衝撃が有ったが、どうにか怪我はせずに済んだ。午前7時ホテルのレストランにて朝食。午前8時半ホテルを出発、デヴレント渓谷へ。道路沿いには奇妙な形をした岩々が連なっている。中でもひときわ目を引くのはラクダ岩、まさにラクダの形をした茶褐色の岩が鎮座している。これが長年の風雨により浸食されて造られた凝灰岩の造形美と言うから驚きである。

数々の奇岩を眺めデヴレント渓谷を後にパジャバーに向かう。パジャバーには巨大なシメジの様なキノコ岩が一面に立ち並んでいる。暑い日差しの降り注ぐ中、それぞれ形の違う巨大なキノコ岩を順番に眺めて行く。

どうしたらこの様な奇妙な岩が造り出されたのか不思議でならない。自然に出来たものとは到底思えない芸術作品を沢山カメラに納める。一通り奇岩群を見て回りギョレメ野外博物館に向かう。

ギョレメ野外博物館には中世のキリスト教修道士達が岩を掘って造った教会が無数に点在している。岩を掘りぬいた礼拝堂の数々は内部はフレスコ画が描かれ青色を基調とした色彩が綺麗に残されていて見事である。本当は撮影禁止であったがフレスコ画に見とれて思わず写真を1枚撮ってしまう。午後1時、洞窟レストランEVRANOS RESTAURANTで昼食。

EVRANOS RESTAURANTは岩を掘って造られたレストランで中はまさしく洞窟の中、でも天井は比較的高く照明も沢山灯いているので明るくて違和感なく普通のレストランといった雰囲気である。メインディッシュは素焼きの壺で肉や野菜を煮込んだ料理。可もなく不可もなし。

午後1時40分、陶器の店 Venessa Seramik & Potteryへ。壺の整形や皿やタイルの絵付けなどを見学する。次にカッパドキアの世界遺産の石の家に住む人の住居を訪ねる。チャイをご馳走になりながら住人の話を聞く。50代と思われる夫婦で、こちらの質問にも一生懸命答えてくれる。人の良さがうかがえるご夫婦。石をくり貫いて出来た家は夏は涼しく冬は暖かいとの事。快適のようにも思えるが天井が低く頭がぶつかりそう。又、世界遺産の為、勝手にリニューアルすることも出来ず不便そうでもあり羨ましいが住みたいとは思わない。

午後5時40分TORASANと言うワイナリーへ。赤ワインと白ワインを試飲する。美味しいが量が少なくもう少し飲みたい気分。

午後6時過ぎスリーシスターズへ。3本の岩が3姉妹に見えるのでこう呼ばれているが、スリーシスターズはオーストラリアのブルーマウンテン、アメリカのモニュメントバレーにもあるので月並みな名前なのかもしれない。それのしても真ん中の岩はだいぶ年の離れた妹の様ですごく小さい。

午後7時半、ホテルのレストランにて夕食

白ワインで乾杯!! サラダ・スープの後はパイの様なもの、メインディッシュは牛肉の煮込み風のものだが、美味しくはない。デザートのフルーツを食べて終了。

6月11日 午前6時朝食後ホテルの回りを散歩する。

午前8時ホテル出発~トルコ石の宝石店へ。女性陣はピアスや指輪など沢山お買い上げ。ボアズカレに向かう。

正午過ぎボアズカレヤズルカヤ遺跡に到着。ヤズルカヤは紀元前13世紀に造られたヒッタイトの聖地とのことで、あちこちの岩に彫られた神々のレリーフを見学。

午後12時45分、レストランにて昼食。
午後1時40分、ハトウシャシュ遺跡に到着。ハトウシャシュは海抜1200m程の丘陵地帯にある紀元前17世紀~紀元前13世紀に繁栄したヒッタイト帝国の都。

高い城壁の下の長さ70mの石積みトンネルから遺跡の内部に入る。トンネル内は照明もなく真っ暗!! このトンネルは突撃門と呼ばれ兵士達はここから戦いに出かけたとの事。他に遺跡の中に入る所が6ヵ所あり、王の門、スフィンクスゲート、ライオン門などを見学する。

 

ハトウシャシュ遺跡を見学後トルコの首都アンカラへ。午後7時アンカラのホテルANADOLU HOTELS ESENBOGA THERMALに到着。午後7時半ホテルのレストランにて夕食。食べて美味しいと思えるものはなかった。ビールは旨い!!

次回はアンカラからイスタンブールへ戻りいよいよ帰路につきます。

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